
私たち人間は言葉を話してコミュニケーションをとって意思の疎通をする生き物です。
我々は普段、自分の気持ちや、考えていることなどを言葉を通じて相手に伝えます。
しかし私たちは自分の頭の中の思考やイメージを100%相手に伝えることはできません。
何故なら私たちは、相手の頭の中を確認できる手段を持たないからです。
「言葉」は伝達手段の一つにすぎない
人が相手に[何か]を伝える時、頭の思考やイメージを上手く言葉で説明できる人ってなかなかいないんじゃないでしょうか?
例えば、自分が見た「夢」とかって説明しにくくないですか?
自分の頭の中に再生された映像って自分にしか見えないし、自分も完全に理解しているわけではなくて。
それを具体的に話そうとしても支離滅裂な表現しかできない、みたいな。
「言葉にできない」なんて矛盾した表現もあるくらいですし自分の頭の中を100%表現するのって無理なんですよ。
すれ違いや勘違いが起きる原因
同様に、「他人の話す言葉」にも言えます。
例えば「あれとって」とか「これはそっち」などのこそあど言葉なんて、
具体性を簡略化していて伝達力の乏しい表現だと思います。
その結果、伝えたいことが伝わらない状況を生み出してしますのです。
価値観の相違、正義と悪、正と誤
人は、生きる環境によって考え方が決まります。
こうすべきだ、という固定概念。
それは間違っている、といった決めつけ。
思考は思想となり、想像は妄想になり、時代や家庭環境、法律や規律にも左右され我々の価値観は概念として身に染みていくのです。
それゆえに、喧嘩や争いが起きてしまう原因になってしまいます。

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