【考察】エヴァ【破】を見直してオモたこと、なぜシリーズで一番人気があるのか?

劇場に足を運んで着席、始まりを待った。
15分ほどのCMを見せられてから最後に映画泥棒の映像から本編へ。
今までのエヴァンゲリオンというあらすじが始まり、序・破・Qの内容がダイジェストで流された。なげーよ
ようやく本編へ、フランス・パリの映像は金曜ロードショーで知っていたので割愛。
見始めてふと、「年をとったなぁ」としみじみと感じてしまった。
トウジやケンスケが大人になって
子供を産んだり働いてる【社会感】とか


Qの話で14年時がたって
自分と周りの環境の時間差による【疎外感】とか
序の初公開が2007年、今作の公開が2021年、現実でも丸々14年経ってて
そりゃ見てる子供たちも大人になるほど年月が過ぎてしまったなと感じていた。
映画の序盤はヴィレ側の視点で、その後シンジやアスカ、綾波たちの視点へと移り変わった。
シンジ君は自分の行動した結果に責任を感じて心が閉じこもっていて
アスカはそんなシンジにイライラを募らせていて
綾波は自分の経験する初めての体験に新鮮さを感じていて

三者三様で、現代社会を外から眺めている感覚だった。
自分自身、シンジ君の気持ちに共感していて、努力しても結果が伴わずに引きこもりのように他人を拒絶している様子は日本の社会問題を示唆しているように思った。
アスカがそれを指摘して罵倒するシーンは見ていて心が痛かったし、

ケンスケが時間をかけて見守るシーンは心が緩みそうになってしまった。

ミサトさんの息子と会ったり、綾波の消滅?など様々な経験から自分自身と向き合ってゲンドウと対決する覚悟決めた時、やっと話が進むのかと思ったりもした。
後半に入り、
ヴィレと合流し、補完計画の妨害のためにゲンドウのいる空間へと向かうシーン、もはや宇宙なのか何なのかよくわからない。
ネルフの大量に沸いてるゾンビエヴァ(雑兵扱いの量産使徒)とかゲンドウと冬月は2人でどうやって作ったんだよ!とか思ってた。

補完計画の儀式が始まりデカ波が出たところで旧劇の流れをよぎったが(無駄にリアルに合成されてて気持ち悪かった)、今作でゲンドウの視点が初めて追加され今までにない愛情のない父親と、愛情を知らない子供の父と子の対峙するシーンが描かれ、このシーンが一番重要なメッセージ性を感じた。
旧劇とは
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』(しんせいきエヴァンゲリオンげきじょうばん エアー まごころをきみに、英題:The End of Evangelion)は、1997年7月19日に全国東映・東急系で公開されたアニメーション映画。『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版第2弾である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
見終わったとき、正直疲れたし、謎は謎のままで終わったし、面白いともつまらないとも思わなかった。
ただ2時間半の映像を見てドッと疲れた。
この映像を見た世間の人たちが何を感じるのか?とても気になったのと社会現象をおこした一つのコンテンツが終わったことに、どうしようもない寂しさを感じてしまった。
コメント
[…] 【ネタバレあり】シンエヴァを見た感想、シリーズ集大成【エヴァ考察】 […]
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